「基礎代謝を上げれば瘦せる」のはウソ
こんにちは! なぁです。
ダイエットにおいて、基礎代謝を上げることは必須ですよね。
基礎代謝を高めておけば、どんどんエネルギーを消費してくれる、効率よく瘦せれると思っていませんか?
でも、
実は違うんです!
本当に上げなくてはいけない代謝は別にあります。
え?そうなの?
とお思いのあなた、
基礎代謝に関する問題です。○でしょうか? ×でしょうか?
・基礎代謝をあげれば、食べても太らない
・基礎代謝を増やすと、太らなくなる
・基礎代謝が高い人は瘦せている
これすべて×です。
この記事をご覧になっている皆さんも基礎代謝を上げようと様々な努力をしてきたと思います。
私もその一人でした。
でも、見違えるほど瘦せました?
基礎代謝を上げることにだけ集中したところで何か変わりました?
私は、実際に基礎代謝を計算したら男性の基礎代謝の標準値ほどだったので、
めっちゃ瘦せやすい体やん!
と思い、完全に安心しきってました。
むしろ、何もしなくてもお腹がすくので食べる量が増えてプラマイゼロ。
結局、何も変わらなかったのです。
すべては上げるべきことろを間違っていたからです。
もちろん、基礎代謝を上げることは大事なことです。
基礎代謝を上げることでのメリットもたくさんあります。
でも、高ければいいってものではないのです。
本当に上げなくてはいけない代謝を知らないと、基礎代謝の量に安心して私のように
爆食いしちゃいますよ。
逆に、それを知っているとわかりやすく瘦せることができます。これ、ほんとです(笑)
また、基礎代謝を上げることはダイエットでは鉄則だったので、本当に上げなくてはいけない代謝を知っていることは他のダイエッターよりもとても有利になります。
では、その、本当に上げなくてはいけない代謝というのは
「生活活動代謝」のことです。
生活活動代謝とは日常の生活活動や運動によって消費するカロリーのことを指します。歩く・階段を上る・通勤で自転車をこぐ・ジムでのエクササイズなどはすべてここに含まれます。
ある実験で、筋肉ムキムキの女性と肥満女性の基礎代謝を測ったのですが、基礎代謝が高かったのは・・・
なんと肥満女性の方でした!
意外ですよね?
これだけ、「基礎代謝UPしよう!!」なんていわれる世の中なのに。
基礎代謝は横になってジーッとしているときのエネルギー消費量のこと。
そのとき一番エネルギーを消費しているのは内臓で、
その中でも筋肉の消費エネルギーの割合はたった20%程度なのです。
だから筋肉を鍛えても、基礎代謝量が増えるのはごくわずかだったんです。
“基礎代謝を上げてダイエットにつなげる”ことは理論としては正しいのですが、現実的には難しいことだったんです!
消費カロリー(基礎代謝+生活活動代謝+特殊代謝)≧摂取カロリー
7 : 2 : 1
これを知ったとき、私は
目がテンになりました。
でも、しっかりとデータとして残ったまぎれもない事実です。
ではなぜ、筋肉ムキムキ女性の基礎代謝が低かったのでしょうか。
その理由として考えられるのは、
筋肉量を人一倍高めた体で、普段からよく動いているのではないかということ。
筋肉量が高い体つきで、「ぞうきんがけ」「皿洗い」「駅の階段登り」なども
積み重ねれば大きなエネルギー消費量になります。
ちなみに
皿洗い ー30kcal
掃除機 ー45kcal
雑巾がけー60kcal
です。
これらを食生活を全く変えずに
新たに始めたとすると
たった一ヶ月で1キロ体重を減らせる事になるのです!筋肉量が多いともっとです。
また、これが食べても太らない理由でもあります。
つまり「基礎代謝」ではなく
日頃のなにげない運動で「生活活動代謝」を上げることが
ダイエットの近道だったんです。
もっと効率よく、痩せるためにはある程度筋肉をつけたうえで、日常の動作を行うことが生活活動代謝を上げることを加速させる、ベストな方法だと思います。
鍛えるべきは生活活動代謝なのです。
今すぐ、基礎代謝を上げることを辞め、生活活動代謝を上げることに考えをシフトしましょう。